メルセデスの新戦略 ブルーエフィシェンシー

「ブルーエフィシェンシー」とは、メルセデス・ベンツの環境対策車をブランド化したもので、
ハイブリットモデル、直噴エンジンモデル、クリーンディーゼルモデルに与えられるバッヂである。
さらにはパワートレーンだけの違いだけではなく、車両の各部分を見直してエネルギーの効率化をしてあるという。

このメルセデスの戦略は成功すると思う。
TOYOTAにもこういった環境対策モデルはあって、特にハイブリット専用モデルのプリウスやSAIは売れている。
しかし既存車種のハイブリットモデルであるクラウンハイブリットや、エスティマハイブリットなどはそれほど人気がない。
思うに、ガソリンモデルとの差別化を計る為に微妙にディティールを変更しているのが逆にイケていないんだと思う。

ハイブリット=未来的なものとして表現してしまっているので、
デザインがちょっと子供っぽかったり、乗るのは恥ずかしいデザインになっていたりする。
前々から思っていたのだが、普通のガソリンエンジンの車種と同じデザインにしてほしいと思っていた。
その点このメルセデスの方は既存車種と同じ装備、グレードの中に持ってきているので、
違和感無く選ぶことが出来る。
さらに「ブルーエフィシェンシー」というブランド化することで、
このバッヂ自体に付加価値があって、このバッヂがついている車に乗っていることに優越感や、満足感といったものを得ることが出来る。
いままでのエコモデル=おとなしいといった固定概念を打ち崩してくれたと思っている。

このメルセデスの戦略は要注目である。
ちなみに個人的に好きなモデルはCクラスのC250CGI AVANTGARDである。